スペシャリテとは、お客様である皆様の声共に
作り上げられるものだと考えています。
いくら私がこの料理は私の思い込みが入った料理だといっても、
そこに普遍性、すなわち多く多数の方の賛同を得ることが出来なければ、
スペシャリテ とはなり得ないと考えるのです。
スペシャリテというとレストランの「顔」となる看板料理でシェフにとっても
思い入れの強いメニューという意味合いにとられることが多く、
通常は店 側からの出力が基本となります。
しかし私は食べ手側が決めるその店のスペシャリテというものが
あっても私は良いと思います。
私は旅をする際には、ここへ行ったらコレというものが決まっています。
例えば私の大好きな淡路島の場合玉葱の旬の季節には、
必ず玉葱ピッツァを、鯛の季節には鯛の土鍋飯を、
といった具合です。私自身が美味しいと思い、
しかも再度食べてみたいと思った一皿は、勝手に私の
中でスペシャリテとして認定してしまいます。